感染症による登校制限とリレンザの活用

空気が乾燥しがちな冬場の季節は、インフルエンザウィルスが感染しやすい季節でもあるといえます。
特に、学校のような閉鎖的な空間では、ひとりの児童がウイルス感染症にかかると、またたく間に他の生徒にもウイルスが広がってしまうことから、かなりの注意が必要となってきます。
わが国では学校保健安全法とよばれる法律があり、このなかではインフルエンザのような感染症にかかった児童については、一定の期間、登校を停止させるという措置がとられています。
さらに大々的に学級ぐるみ、あるいは学校ぐるみで感染症がまん延してしまった場合には、いわゆる学級閉鎖や学校閉鎖といった措置がとられ、登校が制限されます。
この登校停止の期間については、インフルエンザを発症してから5日を経過し、かつ、解熱後2日間を経過するまでというのが標準的なものとされています。
この間には患者となった児童は自宅などで養生に努めなければなりませんが、現在ではリレンザのような抗インフルエンザ薬が開発されているため、ある程度は症状か長引くのを防ぐことも可能です。
リレンザは口から息とあわせて薬剤を吸引して、直接ウイルスがたまりやすい気道の粘膜に届くようにしている、めずらしいタイプの医薬品です。
シロップのようなありふれた飲み薬とは違い、扱い方がわからない小さな子供には向かない可能性がありますが、小学校以上であれば十分に使用は可能です。
しかし、リレンザは発症後早めに投与しなければ十分な効果を発揮できないほか、たとえリレンザの力によって症状が早期に改善したとしても、まだ体内にはインフルエンザウイルスが残存している可能性があります。
やはり解熱後2日間といった決まりごとは守らなければなりません。